米金融・債券市場(25日)
2024-10-28
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国債利回りが小幅上昇した。投資家は、米連邦準備理事会(FRB)の利下げの方向性を巡る新たな手がかりとなる雇用統計や、米大統領選挙を控えて慎重な姿勢を取っている。9月の雇用統計が予想を大幅に上回った事などから、トレーダーらはFRBのハト派姿勢が弱まると予想、10年債利回りが23日に3カ月ぶり高水準を付けるに至った。11月1日発表される10月の雇用統計は次の大きな焦点となる。
ロイター調査によると、雇用者数は12.3万人増加すると予想されている。CMEグループのフェドウオッチによると、トレーダーらは11月と12月のFOMCで25bpの利下げが行われる確率を75%と織り込んでいる。指標10年債利回りは2.4bp上昇の4.226%となった。23日には7月26日以来の高水準となる4.26%を付けていた。2年債利回りは2.8bp上昇し4.094%となった。
2年債と10年債の利回り格差は13bpでほぼ変わらずだった。11月1日に発表される10月の雇用統計は次の大きな焦点となる。ロイター調査によると、雇用者数は12.3万人増加すると予想されている。
米国債利回り(NY25日17:01): 2年債=4.1110%(前日比+0.0450%)、5年債=4.0685%(同+0.0475%)、10年債=4.2439%(同+0.0419%〉、30年債=4.5044%(同+0.0374%)