米金融・債券市場(20日)
2024-12-23
0
国債利回りが低下した。11月のPCE価格指数を受け、FRBが決定した0.25%ポイントの利下げが裏付けられたほか、来年は2回の利下げが、行われるとの観測が強まった。20日は又、連邦議会で繋ぎ予算を巡る調整の難航が続き、政府機関閉鎖の危機が迫る中、安全資産と見なされる米国債が買われたことも利回りの低下に繋がった。
ウィリアムズNY連銀総裁は、追加利下げを実施すると想定しているものの、見通しを巡りかなりの不確実性が存在する為、今後の決定はデータ次第になるという見解を表明。グールズビー、シカゴ連銀総裁は、2025年の利下げ幅は以前より緩やかになるとの予想を示した。
終盤の取引で、10年債利回りは5bp低下の4.52%。週初からは約12bp上昇。過去2週間では合計37bp上昇した。2年債利回りは1.1bp低下の4.308%。2年債と10年債利回り差は21.2bp。前日には27.6bpと、2022年6月以来の水準に拡大していた。30年債利回りは5.6bp低下の4.686%。
/米国債利回り(NY20日17:05): 2年債=4.3187%(前日比-0.0003%)、5年債=4.3857%(同-0.0423%)、
10年債=4.5302%(同-0.0398%〉、30年債=4.7224%(同-0.0186%)。