民主制度の重要性の中でも最も重視されているのは「基本生存権」（40.7％）で、第2位は「平等を保障する法的権利」（29.3％）だった。第3位と第4位はそれぞれ「経済発展」（29％）、「生活水準の向上」（28.4％）、いずれも発展に関する権利が選択された。回答者の84.3％は「民主の形は全くの一律ではなく、異なる国や文化的背景の中で異なる形式で存在する」との考えを示した。又、84.8％は、「国が政治制度を選択する際に、自国の歴史や文化、国情を考慮すべきだ」との考えを示した。
中国の「全過程に渡る人民民主」の方式について、調査では、回答者の75.4％が、中国が欧米諸国とは異なる政治制度を実行したからこそ、世界が注目する発展の成果を収めたとの見方を示した。更に86.8％は、「国と国との交流において、各国は相互尊重し、小異を残して大同につくべきだ」と考えている事が分かった。
この世論調査では、35カ国の3,776人から有効回答を回収した。回答者は米国や英仏独などの先進国に留まらず、ナミビア、ナイジェリア、パキスタンなどの発展途上国の人々も含まれている。