続伸して取引を終了。第4四半期決算を受けJPモルガン・チェースなど銀行株が上昇し、S&P総合500種とナスダック総合は年初来高値を付けた。
主要3指数は全て、週間で大幅な上昇を記録。
S&P総合500種は2023年に入ってから4.2%上昇し、投資家の不安心理を示すシカゴOP取引所(CBOE)のボラティリティー・インデックスは1年ぶりの低水準となった。この日はS&P金融の上昇が目立った。
JPモルガン・チェースとバンク・オブ・アメリカの業績は予想を上回ったが、ウェルス・ファーゴとシティグループは予想に届かなかった。しかし4社とも株価は上昇し、S&P500銀行指数の上げに寄与した。
大手金融機関は先行きの景気後退に備えて引当金を積増すほか、投資銀行部門の業績は低調で、慎重な業績予想を示した。それでも、金利の上昇が利益を押上げるとした。
市場ストラテジストは、投資家は今後数週間、企業の業績予想に一段と注目するだろうと述べた。
リフィニティブのデータによると、S&P500企業の収益は前年同期比2.2%減となる見通し。米ミシガン大が13日発表した1月の1年先の期待インフレ率が21年4月以来の低水準となった事も買材料となった。
S&P500は12月13日以来の高値、ナスダックは12月14日以来の高値で終了。
週間では、S&P500は2.7%上昇、ダウは2%上昇、ナスダックは4.8%上昇した。16日の米国株式市場はキング牧師記念日のため休場となる。
米取引所の合算出来高は107.7億株、直近20営業日の平均は108.1億株。
13日NY終値:NYダウ工業株30種=34302.61㌦ (前日比+112.64/+0.33%)、
ナスダック総合=11079.16 (同+76.05/+0.71%)、S&P総合500= 3999.09 (同+15.92/+0.40%) 。