コメ現物の仲介市場として、売手（各地の集荷事業者）と買手（コメ卸）が定期・随時の大口取引をできる場などを設け、代表的な銘柄などの価格に指標性を持たせる。市場取引を活発にするため需給情報の交換も促す。コメ卸などの購入希望数量や品質への要望を産地側と共有し、産地側が需要に見合った作付けに取組みやすくする。検討会は素案を議論した上で2021年度中に内容をとりまとめる。検討会は、価格の透明化に期待のあったコメ先物市場の廃止が決まったのを受け、新たに価格透明化を目指す現物市場の創設を議論することを念頭に農水省が設けた。