米大手金融機関の経営トップ、上院銀行委員会の公聴会で証言(26日)
2021-05-31
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全般的な経済や役員報酬のほか、気候変動や人種差別に至る広範な問題について、議員らの厳しい質問に回答した。公聴会に出席したのは、JPモルガン・チェース、バンク・オブ・アメリカ、シティグループ、ウェルズ・ファーゴ、ゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレーのCEO。大手金融機関はコロナ禍で苦戦する85万社の支援に690億㌦を拠出するなどした事から、CEOらは穏やかな公聴会を予想していたが、実際は民主党と共和党双方から厳しい質問が浴びせられた。
銀行委のブラウン委員長(民主党)は、大手金融機関がパンデミックをうまく乗り切った事だけでは十分でないと指摘。「現行のシステムの下では、大手金融機関の利益は従業員を代償にしている為、従業員に何が起ころうと利益を上げられる仕組みになっている」とし、CEOが受け取っている巨額の報酬のほか、株式買戻しなどについて正当化するよう求めた。