取引所情報
東証取:金融庁と東証取は、環境に配慮したグリーンボンド(環境債)への投資環境を整備する
2021-05-17
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第三者機関などが環境債の発行手続きや調達した資金の使い道を精査する仕組みを新たに導入。こうした「お墨付き」を得た銘柄を東証がネットで一覧して表示する。中身を比較しやすくする事で世界の投資家が投資しやすい環境を整え、世界全体の3%にとどまる環境債の発行市場の活性化に繋げる。
環境省によると、世界の環境債の発行額は2019年に前年比56%増の2,675億㌦に広がり、20年は2699億㌦だった。ロンドン証取は環境債などの専用の情報プラットフォームをつくり、投資家向けに環境債のラインアップを紹介している。ルクセンブルグ証取は環境債関連のデータや分析ツールを提供するデータハブを開設。香港証取も関連ニュースやコラムを独自に提供するサービスを開始。
EUは世界に複数ある環境債基準の中でも最も厳格な基準(EU GBS)をつくり、これに沿った発行を促す事で、市場間競争における勝利を目指している。