IMFの運営方針を決めるIMFC(国際通貨金融委員会)、声明を発表(8日)
2021-04-12
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世界経済は新型コロナウイルス危機から予想以上の速さで回復しているものの、回復の見通しはなお極めて不確実で、金利の急上昇は特に新興国への打撃になりかねないとの認識を示した。ゲオルギエワIMF専務理事は、力強い米経済見通しで世界全体にプラスの波及的な影響が及ぶと指摘。
只、一段と速い成長が金利上昇に繋がれば、経済活動を再開できていない国が打撃を受ける恐れがあると懸念を示した。ゲオルギエワ氏はIMF・世銀の春季会合で、市場でインフレ期待に対する「熱狂的な」見方が出ている事が国債利回りの上昇に繋がっているとし、パウエルFRB議長に対し、インフレは制御されているとのFRBの見解を明確に伝達するよう要請。「パウエル議長の極めて慎重なアプローチは大きな助けになる」と述べた。