米SEC、米投資会社の資産投げ売りによる株式市場の騒動を注視している
2021-04-05
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米メディアによると、SECは「先週から事態を監視しており、市場関係者と連絡をとっている」という。ホワイトハウスも関心を寄せている。投資会社アルケゴス・キャピタル・マネジメントは米中のメディア株などで先週に大量の持ち株の売却を迫られた。
米バイアコムCBSや中国のバイドゥ(百度)などの株価が26日に急落した。この取引に関連したとみられる損失懸念が金融機関に連鎖しており、HDは29日に約20億㌦(約2,200億円)の損失が生じる可能性があると発表。
クレディ・スイス・グループも30-40億㌦の損失を受ける可能性がある。野村やクレディスイスの株価は29日、10%以上値下がりした。一方、アルケゴスの保有資産の大口売却に携わったとされるゴールドマン・サックスは1%安、モルガン・スタンレーは3%安だった。