OPECプラス、オンライン協議の終了後に声明発表(1日)
2021-04-05
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「5、6、7月の生産水準の調整を承認し、毎月の調整は日量50万バレル以下とする」とした。又、次回協議を4月28日に開くとした。新型コロナウイルスで冷え込んだ原油需要が回復基調にあるのを映した。アブドルアジズ・サウジ・エネルギー相は協議後の記者会見で、OPECプラスの協調減産幅を5月、6月にそれぞれ日量35万バレル、7月は44.1万バレル減らすと表明。
4月の協調減産幅の690万バレルが5月は655万バレルになる。サウジは協調減産とは別に日量100万バレルの大規模な自主減産に取組んでいるが、アブドルアジズ氏は記者会見で「段階的に元に戻す」と表明、5月に25万バレル、6月に35万バレル、7月に40万バレル縮小するとした。
市場では5月は現行の協調減産を据え置くとの観測が強かったが、OPECプラスが段階的に減産を緩和すると決めたのを受け、需要回復が確かだとの思惑が浮上。NY市場の原油先物は同日、一時1バレル61㌦台と前日比4%上昇した。