（メディアとのインタビュー）
「長期金利は幾分、だが主に市場参加者がより力強い回復を見込んでいるという理由で上げたと私は考える」と語った。
2月の非農業部門雇用者数が前月比37.9万人増と、市場予想を大幅に上回る伸びとなった事については、「37.9万人という雇用者数は大きく聞こえるが、そのペースでも完全雇用に達するには2年余りかかるだろう」と指摘、400万人が職を失って労働力から離脱した事を考慮すれば、「実質的」な失業率はむしろ10％に近いとの見解を示した。景気回復の兆しを考えると、バイデン米政権が推進する1.9兆㌦（約206兆円）規模の追加経済対策案は行き過ぎではないかとの批判に対しては、「我々は急回復を望むべきだと思う。長期の失業者は多く、今回の感染症パンデミックが人生に変えようのない影響を与えるほど彼らが打撃を受けないよう確実を期す必要がある」と述べた。