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中国商務省の王受文次官、中国が参加を検討しているTPPについて、一部の加盟国と非公式に接触している事を明らかにした
2021-03-01
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中国商務省の王受文次官、中国が参加を検討しているTPP(環太平洋経済連携協定)について、一部の加盟国と非公式に接触している事を明らかにした。加入に向けた技術的な問題を巡り意思疎通を図ったとしている。具体的な国名は明らかにしていないが、今後、ほかの加盟国にも接触を図る考えも示している。中国は、昨年11月に、習近平国家主席がTPPへの参加を「積極的に検討する」と表明しており、加盟に向けた準備を本格化させているとみられる。ただ、中国の参加については、国有企業の優遇禁止などで、改革が必要なためすぐの実現は、難しいと見られている。TPPを巡っては、今月1日に英国が、正式に参加を申請したほか、韓国なども加入に前向きな姿勢を示している。一方、保護貿易主義を掲げ前の政権が離脱を表明したバイデン米政権は、早期復帰に慎重な姿勢を示している。