米国南部テキサス州などに記録的な寒波が襲来、対象が500万世帯近くに及ぶ計画停電が実施されている(16日)
2021-02-22
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エネルギーの生産にも大きな影響が出ている。インフラが凍結した事などの影響で発電所が相次いで機能停止に陥った。この停電で、テキサス州の石油施設が操業を一時停止し、米国の1日当りの平均生産量の約15%に及ぶ原油の生産が滞っている。NY原油先物価格は60㌦を突破した。又、天然ガスの生産も井戸の凍結などにより減少し、この1週間は米国の一日当りの平均生産量の約1割分が減った。NY天然ガス先物価格は約3ヵ月ぶりの高値圏で推移している。又、小売り最大手のウォルマートは、被害の大きいテキサス州を中心に全店舗の7%近い363店舗の営業を一時停止した。米メディアによると米国の原油生産量は17日現在、通常時の40%近く減少しているという。