米半導体大手クアルコム、中国の独占禁止法当局から米東部時間の25日中に承認を得られなければ、オランダの「NXPセミコンダクターズ」を買収する計画を断念すると発表
2018-07-30
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クアルコムは2016年10月にNXPを440億㌦(約4.9兆円)で買収する事で合意していたが、25日中に中国から承認を受けられない限りNXPの買収をあきらめ、クアルコムが違約金20億㌦をNXPに支払う予定。クアルコムにとって、主力のスマホ向け半導体事業が鈍化する中、自動車向け半導体を得意とするNXPを買収する事は、事業の革新や多角化に繋がると期待されていた。しかし中国当局は、米国との貿易摩擦が激しさを増す中で、買収承認を1年9ヵ月も先延ばしにしていた。多くの専門家は、クアルコムが米中貿易戦争の犠牲になったと指摘している。