IMF、ドルが過大評価される一方、人民元は基礎的条件に沿っているとの認識を示した(24日)
2018-07-30
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年次の「対外部門の安定性に関する報告書」で見解を明らかにした。世界の経常収支の約半分が過剰で、成長リスクや貿易摩擦に拍車をかけているとも指摘。経常赤字・黒字が先進国により集中していると分析した。報告書は、指標やIMFスタッフ予想(6月22日時点)に基づき取りまとめた。中国の経常黒字は昨年やや増えて、GDP比1.7%に達したとみられ、過剰収支国の1つと指摘した。ドイツや韓国、オランダ、スウェーデン、シンガポールなども過剰黒字国とした。一方、米国や英国、トルコ、アルゼンチンなどは過剰赤字国とした。ドルについては、中期の基礎的条件が 正当化する水準と比べ8-16%過大評価されたとの推計を示した。円は中期の基礎的条件におおむね一致するとした。