東商取:社長会見(9日)
2018-08-13
0
①7月概況:7月の月間取引は前年同月比で-19.3%の減少(1日当りで比較すると-23.2%)。白金標準の出来高は同+16.5%だったものの、金標準、ゴールドスポット、ドバイ原油など主力商品の取引が大場に減少した。金は米国景気上昇によるドル高や、中印の需要後退、ETF残高減少、NY・COMEXでの年初来安値などが影響。ドバイ原油の取引減少は国際情勢の緊迫による混乱によるものだが、月後半は持ち直している。出来高は前月比でも、月間合計・1日平均とも-15.0%。
②ドル建てによる立会外取引の開始について:北米の石油当業者のアジア市場への進出拡大によりアジアの原油価格指標のドバイ原油に対するヘッジニーズが高まっている。東商取による北米業者へのマーケティング活動も功を奏し、東商取のドバイ原油先物取引量が世界一にも注目が集まった。具体的にはMOUを締結したNet Energy社(カナダの原油ブローカー)と協業し、同社の市場参加者へアジア向け原油のヘッジツールを提供する。東商取データを「バレル当りドル』に換算し、共に呈示する。Net Energy社のスクリーン上で注文が成立した業者は円建てであれば東商取の受託取引参加者を通じ東商取に繋ぎ、ドル円の為替についてはCME等の外国為替市場に繋ぐこととする。当該取引の開始は今秋実施する予定。尚、10月9日のTSRの上場に伴い、ゴム(RSS。TSR)取引に関するドル建て立会外取引を、当該日より先行実施する予定。
③第3回TOCOMリアルトレードコンテスト、7月中旬時点の成績優秀者発表:詳細は東商取サイト(プレスリリース 2018.07.31)参照のこと。