黒田日銀総裁、再任にあたって記者会見(9日)
2018-04-16
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今後5年間の金融政策運営で課題となり得る出口戦略について「タイミングや手順を検討する局面にはない」とし、市場との対話は時期尚早と語った。一方、大規模緩和の長期化による金融仲介機能などへの影響を注視し、必要に応じて対応する考えも示した。黒田総裁は再任に際し、強力な金融緩和の継続によって2%の物価安定目標の実現の「総仕上げを果たすべく、全力で取組む」とし、5年間の新たな任期で「金融面から日本経済の更なる発展に貢献したい」と決意を表明。任期をまっとうすれば年齢は78歳となるが、「任期いっぱい務めるつもりだ」と高齢批判を一蹴した。