金融・経済ニュース
「Filter Bubbles(フィルターバブル)」の問題
2018-02-05
0

米マイクロソフト創始者のビル・ゲイツ氏や米フェイスブックCEOのマーク・ザッカーバーグ氏も「Filter Bubbles(フィルターバブル)」を今のインターネットが抱える問題として捉えている。このフィルターバブルとは具体的に言うと、我々の使っているコンピューターには「アルゴリズム」というプログラミングがあり、ユーザーがハワイのホテルやレストランを検索するとコンピューターはこのユーザーはハワイに興味がありと判断して「頼みもしないのに」次から次へとハワイ関連の情報や広告を勝手に送りつけて来る。これは「ターゲティング広告」という手法で、対象となるユーザーのインターネット上での行動履歴を元に、彼らの興味関心を推測して広告配信を行う極めて効率が良い広告である。これは一見便利な機能のようにも見える。が、ハワイの広告だけなら笑って済ませるが、例えば、ユーザーが朝鮮国営通信を何回か閲覧すると、北朝鮮に都合の良い情報ばかりが自動配信されて片方のニュースが遮断。バランスを著しく阻害することになる。もちろん反北朝鮮系のニュースばかり読んでいても同じことは起きる。