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黒田日銀総裁、ダボス会議での発言(26日)
2018-01-29
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インフレ率が日銀が目標としている2%に達するのを阻む複数の要因が存在しているものの、賃金と物価は緩やかに上昇しており、目標に近づきつつあるとの認識を示した。黒田総裁は、国内で根強いデフレマインドがなかなか克服できないことに加え、グローバル化が要因となりインフレが抑制されているとの認識を表明。このため、日銀は強力な金融緩和を追求することで日本経済、及び物価の支援を継続するとの姿勢を示した。ただ、こうしたなかでも賃金と物価が上昇する兆しは出ているとし、インフレ期待もやや上向いていると指摘。2%としている物価安定目標の達成を困難にしている多くの要因が存在しているものの、ようやく目標に近づいてきているとの認識を示した。