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日銀、金融政策決定会合(31日)
2017-11-06
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経済・物価情勢の展望(展望リポート)をまとめた。2017年度の物価上昇率見通しを前年度比0.8%(従来1.1%)に下方修正。
金融政策は、長期金利の0%誘導を柱とする現在の緩和策の維持を賛成8人、反対1人の賛成多数で決めた。人手不足などから今後賃上げの動きが広がり、物価上昇が加速するとして「19年度ごろ」としている2%の物価上昇目標の達成時期は据置いた。当面の金融政策運営では、「2%の物価目標に向けたモメンタム(勢い)を維持するため必要な調整を行う」との考えを改めて示した。
景気認識は「緩やかに拡大している」との従来判断を維持した。先行きは成長が持続するとして、国内経済は「下振れリスクが大きい」という従来の表現を削除。17年度の成長率見通しは1.9%(従来1.8%)に引上げた。