金融・経済ニュース
NY外為市場(17日)
2025-01-20
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ドルが対円で0.68%高の156.165円となったものの、週間では下落。投資家らはトランプ次期米大統領の就任式と新政権の政策の方向性を明確化を待つ構えを見せている。
円は、序盤には1ドル=154.98円と1カ月ぶりの高値を付けた。週間では円が1%超上昇し、先週の下落分を取戻している。
来週の日銀政策決定会合での利上げ観測が高まった事が背景。市場では日銀幹部らの発言などから利上げが近いとの見方が強まっており、来週の利上げ確率は80%とみられている。一方、フェデラルファンド(FF)金利先物市場では、2025年の米利下げ幅は約40bpと見込まれている。来週はFRBがブラックアウト期間に入り、米主要経済指標の発表もほとんど予定されない中、市場はトランプ氏の大統領就任式とその市場への影響に注目するとみられる。英ポンドは0.6%安の1.2166㌦となった。
これは13日に付けた14カ月ぶり安値からそれほど離れていない。ユーロは0.26%安の1.0276㌦となった。ドル指数は0.34%高の109.33。
週間では約0.25%下落する見通し。これにより、6週間に渡り続いた上昇は途切れる事になる。暗号資産(仮想通貨)のビットコインは5.26%高の10万5404.13㌦。

NY為替市場終値17日:ドル/円= 156.30/156.31 ユーロ/ドル= 1.0271/1.0272