取引所情報
堂島取:農水省、2024年度で4回目となる輸入米の入札を実施し、全量が落札されたと発表20日
2025-01-20
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今回の入札で今年度分の輸入米はすべて売渡し先が決まり、7年ぶりに完売。
国産米の高値が今後も続くと判断した外食などの企業が割安感がある輸入米メニューを組入れようと積極的に確保に動いた。
今年度4回目となる20日の入札では、米国産や豪州産などの2万5000トンのコメが対象になった。申込数量は6万4380トンで、応札倍率は2.58倍。9月の初回入札(3倍)から下がったものの、一般米枠の平均売渡価格は、507.6円(1kg当り、税抜き)と、過去最高だった11月の前回入札を14.7%上回った。
輸入米の需要が増えた背景には、国産米価格の高騰が続いていることがある。
農林水産省が20日発表した、JAなどど集荷団体とコメ卸間の11月相対取引価格は2万3961円(60kg、全銘柄平均)で前年同月比8721円(57%)上がった。前月比でも1%上昇している。