NY外為市場(18日)
2024-10-28
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主要通貨に対するドル指数が上昇。今週発表された一連の良好な指標を受け、FRBの利下げ幅やペースに関する期待が後退する中、週足では4週連続で上昇する見通し。
市場参加者の関心は来週発表される10月の米雇用統計に向けられている。25日発表された米指標では、9月の耐久財受注統計で設備投資の先行指標となる航空機を除く非国防資本財(コア資本財)受注が0.5%増と、市場予想を上回った。10月の米ミシガン大消費者信頼感指数の確報値は70.5と、6カ月ぶりの高水準となった。取引終盤で、ドル指数は0.18%高の104.24。週間では0.74%上昇した。ユーロ/ドルは0.22%安の1.0803㌦。
CMEのフェドウオッチによると、市場は11月のFOMCで0.25%ポイント利下げが実施される確率を95.6%、金利据え置きの確率を4.4%と織り込んでいる。1カ月前には少なくとも0.25%ポイント利下げの可能性を完全に織り込み、0.5%ポイント利下げの確率も57.4%となっていた。ドル/円は0.26%高の152.21円。27日投開票の衆議院選挙結果への警戒感が漂う。又、日銀は30、31日の金融政策決定会合で金融政策の現状維持を決める公算が大きい。
NY為替市場終値25日:ドル/円=152.30/152.31、ユーロ/ドル=1.0793/1.0797