両首脳はBRICS首脳会議に合わせロシアを訪問しており、2020年に国境の係争地で軍同士が衝突し関係が悪化して以降、初めての会談に臨んだ。
中国の国営メディアによると、両首脳は、懸案だった国境の係争地について最近のコミュニケーションで重要な進展があったと評価し、安定化に向けて解決策を模索することで合意したという。こうした中、イランやエジプトが加盟し9カ国に拡大した新興国グループ、BRICS首脳会議も本格的な討議を開き、総括文書「カザン宣言」を採択した。
宣言では「パートナー国」の資格新設を支持するとして、非欧米陣営の拡大を狙うほか、ロシアによるウクライナ侵攻に対する西側諸国の制裁を念頭に「一方的強制措置の破壊的影響を懸念する」と記した。