中国人民銀行(中銀)が発行する金融時報、6月の人民元建てオンショア債券は外国人投資家の買越しだったと明らかにした(5日)
2023-07-10
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中国の外国為替市場に対する期待は安定し、国際資本移動は基本的に均衡しているとの見解を示した。中国経済の減速と米国との利回り格差の拡大によって人民元は対ドルで5%近く下落、今年最もパフォーマンスの悪いアジア通貨の1つとなっている。
金融時報は「人民元のボラテゥリティーは短期的には上昇しているが、堅調なファンダメンタルズが下支えするはず」と指摘。「中国の景気回復は改善を続け、政策は実体経済の活力を更に刺激するだろう。FRBの利上げサイクルは終わりに近づき、ドル高の持続性は低下し、波及効果は弱まると予想される」とし、人民元建て資産は依然魅力があると主張した。
6月の公式データは未発表だが、既出指標によると外国の機関投資家が5月に中国のオンショア債券の保有を増やした。