ブレイナード氏は、既に退任を表明したディース委員長の後任となる。
世界経済について高い専門知識を持つブレイナード氏は、2014年にFRB理事に就任して以来、金融政策と金融規制の両面で存在感を発揮してきた。
ブレイナード氏らを新たに迎える経済チームの差し迫った課題は、債務上限を引上げ、国債のデフォルトを回避する事だ。
下院の多数派となった共和党は歳出削減が債務上限引上げを認める条件になるとの立場を示し、引上げを先行して実施すべきとする政権側との議論が平行線をたどっている。