国連、「世界経済状況予測(WESP)」発表(25日)
2023-01-30
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世界経済の成長率は2023年に1.9%と22年の3%(推定)から鈍化する見通し。新型コロナウイルスのパンデミックやロシアによるウクライナでの戦争、高インフレ、気候危機などが要因という。
今年の成長率はここ数十年間で最も低い成長率の一つになる見込み。
「予想通り、来年にいくつかのマクロ経済的逆風が収まり始めれば、世界の成長率は2024年に2.7%まで緩やかに持ち直すと予想されるが、経済、金融、地政学、環境など無数のリスクが存在するため、短期的な経済見通しはなお非常に不透明だ」とした。又、米欧など先進国経済の成長鈍化が世界経済に悪影響を及ぼすと指摘。
米国GDP成長率は22年の推定1.8%から23年には0.4%に、EUは同3.3%から0.2%に鈍化すると見込んだ。
中国の経済成長率は22年の推定3%から今年は4.8%に加速する見通し。「経済再開はスムーズにいかない事が予想され、成長率はパンデミック前の6-6.5%を大幅に下回る状態が続く」とした。