米国株式市場(2日)
2022-12-05
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S&P総合500種が小幅安で取引終了。11月の米雇用統計を受け、FRBがインフレ対策としての利上げ路線を維持するとの見方が強まった。
米国労働省が2日発表した11月の雇用統計では、非農業部門雇用者数は26.3万人増で予想を上回った。
失業率は3.7%で横ばい。市場からは「賃金の伸びは8月から上昇トレンドにある。FRBの利上げ一服にはこのトレンドの反転を確認する必要がある、それまでは利上げが続くだろう」との声が聞かれた。
主要株価指数は日中に少なくとも1%下げたが、その後下げ渋った。
ダウ工業株30種は小幅高に転じた。この日アップルが0.34%、アマゾンが1.43%下落。金利上昇懸念からグロース株やハイテク株が売られた。ただ、米債利回りが上昇幅を縮めると、ハイテク株も下げ渋った。
S&Pグロース株が0.29%安となったほか、S&P情報技術は0.55%下げ、主要11セクターで下落率トップとなった。自動車大手フォード・モーターは1.56%安。
11月の自動車販売台数が減少した事を受けた。料理宅配アプリの米ドアダッシュはRBCの投資判断引下げを背景に3.38%下落した。
2日NY終値:NYダウ工業株30種=34429.88 ㌦ (前日比+34.87/+0.10%)、
ナスダック総合=11461.50 (同-20.95/-0.18%)、
S&P総合500= 4071.70 (同)-4.87/-0.12%) 。