米国商務省、10月のPCE(個人消費支出)発表(1日)
2022-12-05
0
前月比0.8%増加、市場予想と一致。
FRBの積極的な金融引締めによる逆風が強まる中、米経済活動の3/2超を占める個人消費の堅調な増加は、第4四半期序盤に景気を後押しした可能性がある。
9月の前月比は0.6%増のまま改定されなかった。一方、FRBが物価の指標として注目するPCE価格指数の前年比同月比は6.0%上昇と、伸び率は9月の6.3%から鈍化、インフレ圧力緩和の兆候を示唆した。
PCE価格指数の前月比は0.3%上昇と、9月と同じ伸び率。コアPCE価格指数は10月に前月比0.2%上がり、上昇率は9月の0.5%から縮小。
10月の前年同月比伸び率は5.0%と、9月の5.2%から鈍化した。インフレ指標は鈍化の兆しを見せている。
10月のCPIは前年同月比伸び率が8カ月ぶりに8%を下回った。FRBは今年3月以降に政策金利をゼロ近辺から375bp引上げ、現在は3.75%-4.00%の範囲に設定している。