東商取:サウジ国営石油会社サウジアラムコ、アジア向けに長期契約で原油を販売する際に指標価格に上乗せする調整金を大幅に引上げる
2022-03-21
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代表油種の4月積みは3月積みに比べ8割上昇した。アラムコは4月積みで、代表油種「アラビアンライト」の調整金を1バレル4.95㌦の割増しと、3月積みに比べ2.15㌦引上げる。1年前に比べ3.5倍の水準で2000年以降での過去最高値。急伸の理由はロシアによるウクライナ侵攻。米国は8日にロシア産原油の輸入を禁止した。ロシア産原油は世界生産の1割を占める。英BPの統計によると20年に欧州が輸入した原油の3割がロシア産で、今後は中東などで代替調達が進むとみられる。