JPモルガンの中国・香港不動産担当アナリストの分析によると、中国当局が昨年導入した借入れ規制に対応する為、動産各社が見掛け上の債務を圧縮する必要が生じ、一部の有利子負債を財務諸表から外す動きを進めたとみられる(ロイター通信報道7日)
2021-10-11
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JPモルガンの試算によると、自己資本に対する負債の比率について、中国恒大は財務資料では今年6月末時点で100%としているが、簿外債務を含めた場合では少なくとも177%に上昇。一部で資金難とも伝えられた融創中国も87%から138%に上昇するという。JPモルガンの分析によると、「中国恒大はデレバレッジ(債務圧縮)の代わりに有利子負債の一部をオフバランス化したようだ」とし、これには公式には負債と見なされないコマーシャルペーパー(CP)や財テク商品などが含まれるとした。