米カリフォルニア州の連邦地裁がアップルに最大30%のアプリ内課金を引続き認めた事で、アンドロイド向けアプリの開発業者がグーグルに対して起こしている訴訟の行方も不透明になった。
2021-09-20
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今回の地裁裁判は人気ゲームアプリ「フォートナイト」を開発するエビック・ゲームがアップルを相手に起こしていたもので、自社の課金システムの利用を義務付けるアップルのアプリストア「アップストア」が反トラスト法に違反すると主張していた。連邦地裁は10日、アップルに対し、外部課金への誘導を認めるよう命じた。エピックを含め、アプリ開発業者はグーグルも訴えている。
裁判は少なくとも1年先で、それまで原告、被告とも今回の判決を精査する時間があると、法律の専門家は指摘する。判決を受けアップルの株は3.3%、グーグルの親会社アルファベットの株は1.9%下落した。