東商取:2016年4月に電力小売り全面自由化開始から5年半
2021-09-06
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700社超に膨らんだ新電力は大手電力の寡占構造を崩したが、主要4電力の電気料金は平均で10%超上がり、消費者に恩恵が及んでいない。化石燃料への依存が続き燃料高が影響している面があるものの、地域独占を引きずる商習慣が健全な競争を妨げていないか検証する必要がありそうだ。
東京電力HD、関西電力、中部電力、九州電力の小売部門が毎月公表する家庭向けの電気料金の推移をまとめた。21年9月の標準家庭の電気料金は東電では7098円、関電は6826円、中部電は6747円、九電は6564円になる。