米商工会議所、ビジネス・ラウンド・テーブル、米小売業協会(NRF)、米半導体産業協会(SIA)など米国の30以上の主要経済団体、バイデン政権に対し、対中貿易交渉の再開を呼び掛けると共に、米経済に悪影響を与えているとして関税の撤廃を求めた(6日)
2021-08-09
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これらの団体はイエレン財務長官とUSTR(通商代表部)のタイ代表に宛てた5日付の書簡で、2020年の第1段階の通商合意に基づくコミットメントを中国政府が確実に果たし、年内に米国製品購入を増やすよう米政府に対中交渉再開を要請した。同団体は「関税のために米国の産業が国内での製品製造やサービス提供におけるコストの増加に直面し、これらの製品・サービスの輸出競争力を低下させている」と指摘。政府は輸入関税を引下げる事で、「すべての米国民のために強まるインフレ圧力と物価上昇を軽減する直接的な措置を講じる事ができる」とした。