米民主党のウォーレン上院議員、富裕層による課税逃れや申告漏れへの対応を強化する為、内国歳入庁(IRS)の予算を約3倍に増やすよう議会に提案する
2021-05-31
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ウォーレン議員が準備している法案は、IRSへの年間315億㌦(約3兆4,200億円)の義務的経費の予算配分を目指し議会の議決に毎年左右される事がないよう歳出法案の作成プロセスの対象からIRSの予算を外す。2021会計年度(20年10月-21年9月)は119億㌦がIRSに配分された。
法案は又、バイデン政権の徴税強化の提案と同様、第三者を通じてIRSに所得を申告していない富裕層顧客からのアカウントフローについて、金融機関に報告を義務付ける。更に税務調査を所得の高い個人にシフトする事や、法執行における人種格差の分析、200万㌦以上の所得層の過少申告に対する加算税の強化もIRSに義務付ける。