ブラード・セントルイス連銀総裁新型コロナウイルスによるパンデミックが収束に近づき、回復が加速する中、FRBは金融不安定を「潜在リスク」とみなしていると述べた(24日)
2021-05-31
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同総裁は「金融の安定性を極めて注意深く見守っている」とし「金融の不安定リスクは平時より高いが、警戒が必要な水準には達していない」と語った。物価については、今後上向くと予想。おおむね一時的なものになるとしながらも、インフレ率は今年と来年は2%を超えるとの見方を示した。
金融政策の変更について討議できる時期は来るが、パンデミックが継続している間は討議できないと指摘。危機の中にある時は、政策変更を考えるより前に、まず危機を脱さなくてはならないと述べた。その上で、FRBの資産買入れ策の変更について考え始める事ができる時点に数カ月で達するとの見方を示した。