SBIホールディングス、前期(2021年3月期)の連結税引前利益見通し発表(2日)
2021-04-12
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過去最高の1300億円超。日経平均株価が3万円前後まで上昇するなど好調な市場環境を背景に、オンライン証券事業が好業績だった上、アセットマネジメント事業での投資先株式から多額の評価益を計上する見込みとなった事などが理由。
SBIHDは通期の業績予想を開示していないが、20年4-12月期(第1-3四半期累計)の税引前利益は937億円と過去最高ペースで積み上がっていた。これまでの通期での最高益は19年3月期の830億円だった。決算発表は今月28日の予定。
一方、子会社SBIソーシャルレンディングが扱う一部ファンドで貸付先の事業運営に重大な懸念事項が生じている可能性が浮上した問題で、投資家への未償還元本相当額をSBIが代わりに返還する方針を発表。これに伴う関連損失を前期決算で処理する。税前利益への影響は最大150億円。1,300億円超の利益見通しは同損失を反映したものだという。