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バイデン米大統領、就任後初めての記者会見を開催(25日)
2021-03-29
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中国が米国を抜き、世界最強の国になる事を阻止するとし、中国との競争で米国の勝利を確実にするために多額の投資を行うと言明した。「中国は世界を率いる最大の経済大国、最強の国になるという目標を掲げている」とした上で、「私が監視している限り、それは決して実現しない。米国は拡大を続ける」と語った。中国の習近平国家主席については、オバマ政権で副大統領を務めていた際、「何時間も」協議した経験があるとし、「習主席はプーチン露大統領と同様、独裁に将来性を見いだし、民主主義が複雑な世界で機能しないと考えている」と述べた。さらに、中国との「対立を望んでいない」としながらも、中国は「国際的な規則に従い、公正な競争や慣行、貿易を行う」必要があると強調。台湾、香港、南シナ海、新疆ウイグル自治区における中国の行動を追及するために、米国は同盟国と共に取組んでいくと述べた。バイデン大統領は2024年の大統領選に出馬する意向も表明。又、新型コロナウイルスワクチン接種の新たな目標を、「就任100日目までに2億回」とする新たなワクチン接種計画を発表した。北朝鮮によるミサイル発射は国連決議に違反すると非難し、今後の対応について同盟国と協議していると明らかにした。バイデン氏は78歳で、就任時点で史上最高齢の米大統領。多くの政治アナリストは1期のみ務めるとの見方を示しているが、バイデン氏はハリス副大統領と共に再戦に出馬する意向を表明した。国内問題については、議会共和党に対し、銃規制、気候変動対策、移民政策等の案件で協力を呼び掛けた。