ECB、今後数カ月の債券購入ペースを加速させる方針を示した(11日)
2021-03-15
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ラガルド総裁率いる政策委員会は声明で、「パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)の下での購入は次四半期に、年初の数カ月を大きく上回るペースで行われると考えている」とし、「市場の状況に従い、調達環境のタイト化を防ぐ事を目的に、柔軟に購入する」と表明。ECBは購入の前倒しを表明したが、PEPPの総額は1兆8,500億ユーロ(約240兆円)で据え置いた。中銀預金金利もマイナス0.5%で維持、市中銀行向けの低金利長期貸し付けも続ける。発表を受けてイタリア債を中心に欧州債が上昇し、イタリア10年債利回りは一時6bp低下した。