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大阪堂島取:アジアでコメの輸出価格が高騰している
2021-03-08
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輸出大国タイが天候不順で生産が減る一方、輸入大国フィリピンを中心に消費は底堅い。食糧安全保障の観点から調達を増やす動きも広がり、需給の逼迫感が強まった。
ベトナムウ産は9年ぶり高値をつけ、外貨を稼ごうと自国の高品位米を輸出し、インドなどから安価なコメを輸入する動きなどが目立っている。
輸出価格の上昇は、主食用米の輸出市場で存在感が強いタイ産の輸出減少が一因。タイ産米の輸出価格は現在、1トン537㌦前後(5%破砕米)。
20年4月に567.5㌦と約7年ぶりの高値をつけた後いったん下落したが再び上昇し、高止まりしている。