ミャンマー国軍のクーデターから1カ月の日、拘束後に訴追された民主化指導者アウン・サン・スーチー氏の審理があった(1日)
2021-03-08
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スー・チー氏はこれまで、無線機を違法に輸入した輸出入法違反、新型コロナウイルス対策を怠った自然災害管理法違反の2つの容疑で訴追されていた。
いずれも量刑は最大で禁錮3年。だが、同氏の弁護士によると、1日の審理では、新たに2件の容疑で訴追されたと分った。
国軍側は訴追を積み上げ、裁判を長引かせる狙い。
新たな容疑は、無線機を無許可で使用した電気通信法違反(最大禁錮1年)と、スー・チー氏が党首の国民民主連盟(NLD)のメンバーらの組織「連邦議会代表委員会(CRPH)」の声明が社会を混乱させたとの刑法違反(同2年)の2件。
CRPHは2020年11月の総選挙(上下院選)で当選した議員らが参加し、連邦議員としての正統性を主張する。国軍はNLD大勝という結果を受け入れていない。