FRB当局者ら最近の長期金利の上昇は新型コロナウイルスワクチンの普及などに伴う景気回復への楽観的な見方を反映したものだとし、懸念の打ち消しに努めた(25日)
2021-03-01
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10年債利回りはこの日1年ぶりに1.5%を突破。昨年8月以降で3倍の高さに達した。株式市場ではダウ工業株30種が500㌦超値下がりした。ジョージ・カンザスシティ連銀総裁は「(長期金利の上昇は)経済回復の強さに対する楽観的な見方を反映している公算が大きく、成長見通し改善に向けた勇気づけられる兆候と受け止められる」と指摘。更に、FRBが金利上昇に対応する必要はないと明言した。又、「新型コロナと経済の見通しを巡り、FOMCは忍耐強く対応する」とし、「失業が高止まりし、インフレが目標を下回る中、見通しを巡る不確実性が高い状況を踏まえると、緩和措置の解消について討議するのは尚早だ」と強調した。