ピックアップ
IEA、世界の原油供給が依然として需要を上回っているとの見解を示した(11日)
2021-02-15
0

IEA(国際エネルギー機関)、新型コロナウイルスの感染拡大を抑える封鎖措置や変異株の感染拡大が長引く中で、世界の原油供給が依然として需要を上回っているとの見解を示した。
ただ、今後はコロナワクチンを追風に需要が回復し、増産が可能になると見通した。IEAは「需要が力強く増えるとみられる中、OPEC以外の産油国の生産が控えめな伸びのため、年後半には在庫が急速に減ると予想する」と述べた。「OPECプラスは減産緩和を始められる」とした。2021年の需要の伸びは大方安定との見方を示した。短期的には需要が低迷する見込みである事から、OPECプラスは3月末まで減産規模を維持する計画で在庫は減っている。IEAによると、OECDの原油在庫は20年12月に5カ月連続で減少。世界の原油在庫は20年第4四半期に日量224万バレル減と、第3四半期の156万バレル減から減少幅が拡大したと試算した。