東商取:楽天モバイル、電力の小売サービス「楽天でんき」の新たな申込みの受付を、一時停止すると発表(26日)
2021-02-01
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厳しい寒さで電力の需要が増え、電力卸市場の価格が高騰し、調達に支障をきたしているため。
サービスの再開時期は未定、既に契約している客には、これまで通り供給を続けるという。
2020年末から続く電力需給の逼迫で、新電力の経営が悪化している。
自社電源の有無で明暗が分かれており、価格が高騰した卸市場での電力調達が多い新電力からは「支払いが重なる3月以降が本当の危機」との声も出ている。
約700社に膨らんだ新電力の再編が進む可能性がある。電力小売りは料金引下げなどを目的に、2000年から段階的に自由化が進行。
16年4月に家庭向けを含め全面自由化され、異業種の参入が相次ぎ、20年12月時点で698社に上る。電力・ガス取引監視等委員会によると、20年10月の新電力シェア(販売量ベース)は18.6%で、前年同月比で3.4ポイント増加した。