取引所情報
東商取:原油タンカーのスポット運賃が低迷している
2021-01-18
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前年同期比で9割安、冬場の需要期を迎えても値上がりする気配はない。
中東-極東航路の大型オイルタンカー(載荷重量約30万トン)の運賃指標で、毎年年初に基準を改定するワールドスケール(WS、基準運賃=100)は14日時点で36程度。
1日当りの用船料(船のチャーター料)換算では6,000㌦前後と、VLCCの一般的な採算ラインといわれる3万㌦を大きく下回っており、海運各社には厳しい状況が長引いている。
寒波の襲来や環境対策でアジア需要が急増し、運賃が急騰するLNGタンカーとは対照的。