大阪堂島取:農水省、需給対策として過去最大級の3,400億円を予算計上して転作補助金を増やす
2021-01-18
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主産地の新潟では、加工用米農家の補助金込みの手取りが魚沼産コシヒカリより多くなる見込み。
主食用米卸値の下落を政策で食い止める狙い農水省は国内向け主食用米から別品目に転換した際の補助金を増やす。
「15カ月予算案」として一体編成した20年度第3次補正予算案と21年度当初予算案で、低コスト生産技術を導入して加工用米や麦、大豆などに転換する農家に10アール当り4万円を補助する。
都道府県が独自に転作支援する際、同5,000円を上限に国も同額を支援する。
この結果、新潟県では、加工用米や米粉用米等の手取り額が10アール15.7万円となる見込み。補助がない国内向け主食用一般コシヒカリ(同12.6万円)よりも2割以上高い。
国内で最も卸値の高いブランド米、魚沼産コシヒカリ(同14万円)をも上回る。