コメ先物取引の主力銘柄である「新潟コシ」はもとより、昨年4月にコメ先物取引に新たなラインアップとして追加した「宮城ひとめ18」「秋田こまち17」における産地を中心とした浸透に注力しつつ、政府の農産物輸出奨励に向けた動きに呼応し、これまでの先物取引の常識にとらわれる事なくコメ輸出に関係する当業者の利便性を追求した標準品、「輸出米（「新潟コシEXW」）」を本年3月にもラインアップに加える事を予定しております。
更に将来に向け、商品先物市場を取り巻く多様な環境の変化に対応するため、会員のご理解のもとで組織運営を刷新し、本年4月1日からの株式会社組織への変更を目指しているところでございます。
株式会社化による経営基盤の強化・充実により、米穀の本上場実現だけではなく、米穀以外の商品について取引高が低迷する状況を打破すると共に、金・原油といった多種多様な商品の上場、又、国際金融都市に名乗りをあげた大阪に本拠を置く取引所として、そのコアになる金融商品市場の創設による総合取引所化も視野に入れ、国内外のマーケットにおける健全な競争に貢献する取引所を新体制のもとで目指して参る事になります。