英国とEU、歴史的な通商協定の合意にこぎ着けた(24日)
2020-12-28
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恐れられていた合意なき移行期間の終了を回避できただけでなく、英国は 最も近い最大の貿易パートナーであるEUと新たな関係の礎を築いた。
ジョンソン英首相は記者会見で、合意成立は「数十年にわたり英国の政治を悩ませてきた問題を解決した」と述べ、通商合意を巡る英議会での採決は30日を見込んでいると続けた。
欧州委員会のフォンデアライエン委員長は「公正であり、バランスの取れた合意だ。英国とEUの双方にとって、適切かつ守る責任のある内容だ」と語った。
通商協定の合意によって12月31日以降も関税と輸入割り当てのないモノの貿易を継続できるが、英国経済の約80%を占めるサービス業と金融サービス業に対しては適用されない。
欧州議会は英国の移行期間終了までに通商協定の是非を問うための採決に十分な時間が取れないと判断。経済への不要な混乱を避けるために1月1日から暫定的に協定を履行する事を受け入れる。