米国株式市場(13日)
2019-12-16
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米中が通商交渉で「第1段階」の合意に達した事を受け午前の取引で主要3指数が一時過去最高値を更新したものの、ダウ工業株30種とS&P総合500種はほぼ横ばいで終了。
ナスダック総合は主にアップルが上昇した事で上昇して終了した。
トランプ米大統領は13日、米中が「第一段階」の通商合意に到達したと表明。15日に予定していた対中追加関税の発動を見送ると表明した。又、12日投開票の英総選挙で地滑り的勝利を収めた与党・保守党を率いるジョンソン首相が英国のEU離脱の完遂を付託されたと勝利宣言を行い、来年1月31日に離脱すると改めて表明した。
市場関係者は「年初から市場の重しになっていた2つの大きなリスクが少なくとも当面は解消した」と指摘。ただ「これまでに相場は既にに上向いていたため、今日はそれほど大きく上げなかった」とし、「EU離脱交渉を巡っては今後、政策の遂行が必要になるとの認識が出ている他、米中協議で明らかになっていない合意の詳細が重要になる」と述べた。
S&P総合500種は週初から0.7%上昇。過去10週間のうち9週で上昇。好調な米経済指標やFRBの金融緩和などが株価押上げ要因となり、S&P総合500種は年初から26%上昇している。米取引所の合算出来高は約74億株、直近20営業日の平均は68億株。
13日NY終値:ダウ工業株30種=28135.38㌦(前日比+3.33㌦/+0.01%)、ナスダック総合=8734.88(同+17.56/+0.20%)、S&P総合500種=3168.80 (同+0.23/+0.01%)