金融・経済ニュース
国連、年次報告書「世界経済状況・予測」公表(21日)
2019-01-28
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2019年と20年の世界の経済成長率が3.0%になり、18年の3.1%を若干下回るとの見通しを示した。又、2030年までに貧困を撲滅するという国連の目標を達成するには、緊急で具体的な政策対応が必要だと指摘した。国連貿易開発会議(UNCTAD)のグローバリゼーション・開発戦略部門責任者は、世界的な短期見通しは「それなりに心地よい」内容となっているとした上で、多くのリスクはここ数カ月で懸念材料となっていると述べ、これにはトランプ米大統領の減税政策に関連した「シュガーラッシュ(糖分の過剰摂取に伴う興奮状態)」の終わりが含まれると説明した。ドイツと中国の景気減速、イタリアの銀行システム、英国のRU離脱、又、金融危機から10年が経過しても世界経済が過度に債務を負っている事に関連したリスクがみられる、とも説明している。